よくあるご質問
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『食薬』とは、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という数千年前から構築されている医学的知見と最新の予防医学が融合して出来上がった”古くて新しい理論”です。 経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の生命科学などの分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。 漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれいるところです。ですが、古代とは違い現代では様々な研究が進み明らかになっていることが増えています。 様々な研究が進み『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が必ず生じる食事の内容としてアウトプットしていくことに特化したのが『食薬』です。
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私たちの体は、約37兆個の細胞が集合することでできています。細胞は生命の基本単位です。そのため、不調や老化を感じるときには、必ずどこかの細胞にダメージを負うことからスタートしています。 構成要素としては、ミトコンドリア(エネルギーを作る)、核(タンパク質の設計図)、細胞膜(炎症を調整する・脳機能を保つ)、小胞体(タンパク質の工場)があります。 細胞にダメージを与える原因は、食生活、睡眠のリズム、ストレス、紫外線、加齢など様々です。
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日本語では『自食作用』です。 自力で細胞内のものをリサイクルし、新品にする機能のことです。高脂質食品のとりすぎや加齢によって増えるルビコンによってオートファジーの働きは抑制されます。 夕食を1回の毎日を過ごす人が多かった印象です。 ですが、時計栄養学からの観点で考えると夕食1回はNGです。朝食は体内時計を整える唯一の食事で、朝抜きは体への負担がかかります。空腹感を感じて朝食を食べることができるよう夕食の量や時間を調整するのがベター。 また、16時間では体質によっては空腹が続き体の異化がすすみ、低たんぱくになりやすくなります。腹七分目や早めの夕食から朝食にかけて12~14時間程度の時間を空けるなど無理のない方法をとりいれることをおすすめします。
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pH1以下の強酸性で食べ物を消化したり、細菌を殺してくれます。 慢性疲労の人の多くに胃酸の分泌の低下があり、タンパク質の分解がうまくできていないようです。また、胃酸には小腸で細菌が増えすぎないように調整する働きがあります。制酸剤ののみすぎも注意が必要です。
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他の物質を酸化させる力が非常につよく病原菌の撃退に使われますが、増えすぎると正常な細胞や遺伝子も攻撃(酸化)してしまいます。活性酸素を発生するものとしては、紫外線やストレスが有名ですが、エネルギーを作り出すミトコンドリアも活性酸素の発生源となっています。
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タンパク質が糖と結合して劣化している状態を糖化を言います。 タンパク質でできているものといえば、皮膚、筋肉、骨、内臓、血管、髪の毛などがあります。糖+タンパク質+熱で毒性の高いAGEs(終末糖化産物)が作り出されます。体内で糖質を食べすぎて作られることもあれば、高温調理によりつくられたAGEsを取り入れてしまうこともあります。体内にたまることで老化や病気の原因なります。
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【脂溶性ビタミン】 ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンと同じようにビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンは、細胞膜を乗り越え核内受容体と結合し様々な働きを活性化させます。核内受容体は多くの遺伝子の転写を調整しているので、作用も強力です。脂溶性ビタミンは効果が出るまでの時間が早いといわれています。 【水溶性ビタミン】 水に溶けやすいため吸収されやすいですが、排泄も早いので頻回に取る必要があります。ビタミンB群やビタミンCなどがあります。
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アレルギーや炎症があるときにはとくに気を付けた方がよいと考えられます。 とくに多価不飽和脂肪酸は体内で合成できない体の細胞膜の構成成分となる必須脂肪酸のとり方に気を付けた方がいいです。 状況に応じて細胞膜から切り離されることで、炎症を起こしたり抑えたりする生理活性物質となります。必須脂肪酸には、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸がありますが、日常オメガ6脂肪酸の摂取比率が多くなっています。EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は脳機能の改善や炎症を抑える働きがるので、摂取比率に注目することが大切です。
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何か口に入れたら、腸にあるフィルターを通して体内に取り込まれます。ですが、そのフィルターの穴が大きくなってしまい本来取り込むべきではない、未消化物やアレルゲン、病原菌、ウイルス、重金属などの有害物質が取り込まれてしまうことで体内で炎症を起こしたり、必要な栄養の吸収が低下してしまっている状況です。フィルターの穴の大きさを調整しているのがゾヌリンというタンパク質です。 ※パンやパスタ、ラーメンなどの小麦製品からゾヌリンは作られます。
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だるい、頭がだるい、イライラする、寝ても疲れが取れない、微熱が続く、お腹が張る、頭痛肩こりがひどい、眠れない…など検査をしても原因が見つからない「なんとなく不調」を表します。 不定愁訴を感じるタイミングとして多いのが、更年期。更年期におこる不定愁訴症候群を更年期障害とよびます。
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