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叶えたいのは私と家族の健康

BY: 永田 あき

2024/02/06

年始には神社などを訪れて 家族みんなの健康を願って手を合わせる人は多いのではないでしょうか。

身近な人にはいつまでも健康であってほしいものですね。

家族の健康を願ったら、家庭を預かるお母さん自身の状態とどんなことでどのように家族の健康をサポートしていくのかを考えることが重要になってきます。

 

台所に立つ人は家族の健康を担う

 

毎日の食事が家族の健康に影響している

健康的な体を維持するために必要となってくるものには、睡眠 運動 食事 生活空間などさまざまですが、本人の意思が必要なことも多く家族が健康をサポートしようとした時にできることのほとんどは、できるだけ目的に合う環境を作ってあげることになります。

その中でも食事は毎日自宅で食べる機会が多く、また食卓に並べられた家族の誰かが代表して作った料理を食べるという方も多いと思います。パートナーが作った料理を食べる。親が作った料理を子供が食べる。これが毎日繰り返されます。

 

では、家族を代表して台所に立ち料理を作る人はどうでしょうか。

一番の違いは献立を考え決定するということです。

毎日同じ人が作ればそれだけその人の考え方や作り方が反映された料理が日々提供されるのです。さらにその作る人がいつも買い物もしてくるのであれば食材もよく使うものが決まっているかもしれません。

ですから、毎日の食事内容が与える家族の健康への影響は大きく、体に良い習慣につながってくこともあれば 体によくない習慣に繋がっていくことも考えられます。

少しの意識次第で、毎日台所に立つ人は家族の健康を食事で無理なくサポートすることが可能だということになります。

日々体に良くないものを控えて体に良いものを取り入れていくことはもちろん、寒い季節には体が温まるものを作ってみたり、体調を崩した家族にお粥を作ってみたりといったすでに自然に行っているような状況に合わせた食事を選択し作ることもできます。

台所に立つ人は家族の体調を見て環境を見て今その時に必要な選択をして家族の健康に貢献していけるなんて素晴らしいことだと思いませんか。

 

食事習慣も子育てのうち

子供にとって食事の影響はその食事内容だけにとどまりません。

例えば間食のタイミング 外食時の選択 何かをしながらよく飴を舐めているだったり何か売られているのを見るといつもすぐに買ってその場で食べるだったりといった食習慣も大きく影響を受けます。

親のやることはよく見ています。繰り返されることはそれが一つの基準であり当たり前になっていきます。

親として責任を持って なぜ今これを食べるのかや、食べたものを一緒に感じて言葉にしてみたりと楽しみながら伝えていくことも大切にしていきたいですね。

 

 

 

まずは「私」の健康から

 

自分の状態を整えておく事が重要

家族や周りの人たちの健康を願い実践しようとしたとき、それが大切な人であればあるほど真剣に考え惜しみないサポートをする事でしょう。 しかし自分のことではないため、思い込みや一方的な考えでなく正しく状態を見ていきたいです。相手の好みやペースもあるためサポートが極端になってはいけません。

そして何よりそのサポートを継続することが必要です。

ここで一度立ち止まって考えてもらいたいことがあります。

家族のためなら自分のことは後まわしという人も多いのではないでしょうか。私も主婦ですので良くわかります。時間に追われる中でやることをやって、子供達の状態を見て、まずはこれをやってあげようということはたくさんありますし、自分のことは後でいいからと考えがちです。私と同じように後まわしにするつもりはなくても、目の前のことをこなし突発的な出来事や不調 悩みなどその時のテーマを解消したりしているうちに結果的に自分のことがあとまわしになってしまう人もいるかも知れません。

自分の心が不安定だったり 健康に不安がある状態で他人の健康のサポートを継続することはできません。

一番大切なのは「私」の状態です。

まずは自分を整える必要があるのです。 例えば妻である私が心の状態が不安定で苛々ピリピリする日が続いてしまったら、夫は帰宅の足が重くなってしまい職場でも家庭でも十分にリラックスできずに体調が悪くなってしまうかもしれません。例えば私がやる気が出ない日が続いてそのうち食事の支度も面倒になってしまったら、家族みんな毎日同じようなものを食べ栄養が偏ってしまうかもしれません。例えば母である私がすぐに風邪をひき発熱のため寝込む状態が繰り返されたら、本来簡単に気づけた子供達の状態に気付くのが遅れてしまうかも知れません。

自分の健康に不安のない状態で初めて、正しく相手の状態を理解して 正しく判断できて 適度なサポートを長く継続していくことができるということです。

「私」が心身ともに健康でベストな状態であることがいかに大切かおわかりいただけたでしょうか。

 

お母さん年齢と向き合う

家族の健康を考えたいと思う頃 若い頃のように気力体力がみなぎっているとは限りません。

特に女性は40歳を過ぎるとホルモンバランスも次第に変化していき不調が出てきやすくなってくる頃です。今までは感じたことはなかったけどなんだか〇〇。の訴えをたくさん見てきました。仕事の立場や 親の介護などで不安を抱えている人もいます。

自分の状態を整えるためには自分の状態を知るところから始めなければなりません。今よりもっと自分の心の状態や体の状態に目を向けて、仕方がないとかこういうものだとかで見過ごさず明らかな不調は先延ばしにせずに受診して気付いたものから整えていく必要があるのです。

そうやってまずは自分が健康な状態を維持しましょう。そして家族みんなの健康をサポートしていきましょう。

 

 

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