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体の状態は舌を診て把握して!食薬習慣で「いつも調子が良い」をキープ

BY: 大久保 愛

2023/04/04

私たちの体の状態を反映するものとして、便と舌の状態があります。「あ、今日ちょっと軟便だ」「硬い便だった」「舌苔がちょっと黄色いかも」など気が付いても、まぁそんな日もあるか…と考える人が大半だと思います。ですが、この指標こそが体からの合図です。漢方医学では、未病の改善をしますが、この何気ない日常の中になんとなく不調が起こる、さらに前の段階があります。それをその都度解消していくと、いつも調子が良い!という状態がキープできます。

早速ですが、自分の体の状態をチェックしてみましょう。鏡をもって舌を見てみてください。舌磨きをしたくなるような舌苔がついていたり、舌の両脇に歯形がついていたりしないでしょうか。もしそうなっていたら、食べすぎ・飲みすぎ・寝なさすぎのどれかが該当しているかもしれません。その結果、むくみや顔の赤み、オリモノのニオイがきつくなるなど地味に嫌な不調に悩まされる可能性もあります。

そこで、そんなときにおすすめな食薬を1つご紹介します。

それは【ミックスビーンズ】です。タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維と栄養バランスが非常よく、味の特徴もそれほど強くないため、サラダやスープ、炒め物、炊き込みご飯などあらゆる料理に足してしまっても違和感のない食薬で機能性と利便性を兼ね備えています。また、複数の周囲のお豆を食べることができるため、腸内細菌の多様性を養うためにも役立ちます。

■食薬レシピ① ミックスビーンズとキノコのマリネ

【材料】

椎茸・まいたけ・しめじ  各片手のひら1つ分

ミックスビーンズ       80gくらい

お酢   50ml

醤油・オリゴ糖  各大さじ1

オリーブオイル 大さじ2(アマニ油やMCTオイルも◎)

1:キノコ類は一口大に切る。

2:キノコ類とビーンズをポリ袋に入れ、レンジで2分くらい加熱(600w)。

3:調味料をポリ袋に入れ10分程度なじませたら完成。

 

【心と体にいい理由】

お酢やキノコ類は、タンパク質や脂質の消化吸収を助けてくれたり、腸内環境を整えデトックスに働いたり、血糖値スパイクを抑えたりすることが期待できるため、不摂生でダメージを受けたをもとの状態へとメンテナンスしてくれます。

■食薬レシピ② ミックスビーンズと牛肉のトマトスープ

【材料】

牛肉のこま切れ  200g

ミックスビーンズ 80g

トマト      2個

タマネギ     1/2個

酒・醤油     各大さじ1

みりん      小さじ2

ニンニク     1片

水        400ml

塩        お好みで

ブロッコリースプラウト・アマニ油 お好みで

1:牛肉は塩で下味をつけ、トマトはくし切り、玉ねぎとニンニクはスライスする。

2:オリーブオイルで牛肉とニンニク、玉ねぎをサッと炒める。

3:トマト、ミックスビーンズ、水、醤油・酒・水を加えひと煮立ちさせ、塩で味を整える。

4:盛り付けたら、刻んだブロッコリースプラウトとアマニ油をちらして完成。

 

【心と体にいい理由】

牛肉は、体の基礎を構築してくれる鉄をはじめとしたミネラル、タンパク質、ビタミンB群も豊富です。ですが、牛肉は腸への負担となることもあるのでトマトのクエン酸や食物繊維、抗炎症に働くブロッコリースプラウトやアマニ油も一緒にとりいれるのが◎。

 

毎日の自分の状態を把握し、変化があればその都度食薬を活用して、いつも調子がよい状態をキープしていきたいですね。

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