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「ヒトサラで元気な心と体をつくる食薬レシピ:ストレスに打ち勝つ栄養スープ!

BY: 吉岡 千幸

2024/08/16

■未病改善の鍵は胃腸のケアから

「病気ではないけれど、なんとなく調子が悪い」と感じる状態を「未病」といいます。この未病を改善するためには、まず胃腸のケアが最優先です。胃腸は、食べたものの栄養を吸収し、体を支える重要な役割を担っています。胃腸が整っていないと、その間摂取した栄養も十分に活かされません。

胃腸に負担がかかると、排泄がうまくいかず、栄養の吸収が妨げられるだけでなく、体は炎症を起こしやすくなり、これが慢性的な不調を引き起こし、心の不安定やイライラ、怒りっぽさの原因となります。

まずは、温かい飲み物やスープを摂ることで胃腸を温め、自律神経を整えましょう。体を温めることで、胃腸が活性化し、消化吸収がスムーズになり、心と体のバランスが整います。

実は、胃腸が冷えると栄養の吸収が下がるだけでなく、それに伴い免疫の低下、デトックスができない、腸内環境が乱れて、肌荒れやホルモン分泌が乱れるなど心と体に不調が起こります。

今回ご紹介するのは、ストレスに打ち勝つための、内臓を温めて自律神経を整えるサバの栄養スープです。このスープには、ビタミンD、ビタミンB群、抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれていて、心の安定に役立つセロトニンの生成をサポートします。このヒトサラで、ストレス耐性が高まり、心と体がリフレッシュされ、元気がチャージされます。

■ヒトサラで元気な心と体をつくる食薬レシピ

元気な心を維持するためには、タンパク質が欠かせません。特にサバは、ビタミンD、ビタミンB群、ナイアシン、葉酸、鉄を豊富に含む栄養価の高い魚です。これらの栄養素は、神経伝達物質であるセロトニンの生成に欠かせません。セロトニンは「幸福ホルモン」とも呼ばれ、気分を安定させ、ストレスに対する耐性を高める効果があります。

また、サバには抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸が含まれていて、心と体の炎症を抑えることで、ストレスの影響を軽減します。さらに、生姜やシソ、ミョウガといった食材を組み合わせることで、消化を助け、体を温め、血行を促進し、心身のリラクゼーション効果を高めます。

そして、仕上げはあおさです。あおさは約4割が食物繊維で構成されていて、水溶性食物繊維を多く含むので腸内環境を整えるには最適の食材です。また、粘膜を良好な状態に保つβカロテンやホルモンバランスを整えたり、筋肉をしなやかにするために役立つマグネシウムも豊富。さっと振りかけるだけで手軽に栄養をチャージできます。

サバとあおさの栄養スープ

材料(2人分)

サバの切り身:2切れ

人参:1/4本(薄切り)

長ネギ:1本(斜め切り)

シソの葉:5枚(千切り)

ミョウガ:2個(千切り)

生姜:1片(千切り)

あおさ:好きなだけ(乾燥)

だし汁:400ml

酒:大さじ1

塩:少々

薄口醤油:小さじ1

作り方

1.サバは食べやすい大きさに切り、軽く塩をふり、グリルまたはフライパンで軽く焼いておく。

(骨取り済み塩鯖や鯖缶を使うと便利です。その場合、スープの味付けは調整してください。)

2.鍋にだし汁を入れて火をつけて、人参、長ネギ、生姜を加えて煮込む。

3.野菜が柔らかくなったら、焼いたサバを加え、塩と醤油で味を整える。※サバの塩加減により調整

4.スープが仕上がる直前に、あおさを加えてさっと混ぜる。

5.器に盛り、シソの葉とミョウガを天盛りして完成。

 

■このレシピのポイント

このサバのスープは、元気な心と体を作るための栄養素がぎゅっと詰まっています。水溶性の栄養素もスープごと摂取できるので、無駄なく効率よく栄養を取り入れられます。また、手軽に塩鯖やサバ缶で代用することも可能です。忙しい日々でも、簡単に作れるこのスープで、日々の食事から元気をチャージしましょう。

焼いただけのサバですが、こうやって旬の野菜と一緒にヒトサラにすることで、ボリューム感がアップして、いろいろとアレンジできます。

スープの場合、どうしても骨があると食べにくいので、魚の骨の取り方などYouTubeで紹介しています。こちらではサバに醤油で下味をつけて、野菜は煮込まず、青のりでアレンジしたものをアップしていますので、こちらもよかったらご覧ください。

 

胃腸の冷え対策として、この温かいスープを取り入れることで、体の内側から心をケアし、ストレスに負けない強い心と体を作りましょう。

 

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