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【腎精を消耗するもの②】日用品
BY: 島村 友紀
2024/06/11
生後3ヶ月の息子の肌がめくれ、じゅくじゅくになってしまったとき、まず肌に触れるものを変えようと考えました。
肌に直接触れる肌着、衣類を洗う洗剤、
肌を洗うボディソープ、肌に塗るもの。
私は、子どものアトピーをきっかけに、子どもが使う日用品を気をつけようとしましたが、大人の日用品まで意識が向きませんでした。
でも、子どもが避けるべきものは、大人も避けることができるなら避けたほうが良い、という考えに落ち着いています。
合成化学成分の人体への影響
経皮吸収とは?
経皮吸収するものといえば湿布薬などの医薬品を思い浮かべるかも知れませんが、身の回りの洗剤・柔軟剤・化粧品・日焼け止めなど、肌に触れるものには全て関わってきます。
・分子量が小さい物質
・脂溶性の高い物質
などが、皮膚のバリア機能を通過して、血中に入りやすいといわれています。特に女性は、脂肪の面積が広いため、脂溶性の高い物質が蓄積しやすいと言われています。
日用品選びのポイント
日用品を選ぶときは、パッケージの裏面の成分をみてみましょう。成分表示は、その商品に多く含まれる物質順にならんでいます。
ポイントは、肌トラブルの原因になりやすい表示指定成分をみることだと思います。
表示指定成分とは、直接肌に触れるとアレルギーなどの重大な皮膚障害を起こす可能性がある、と認定された103種類のことで、「医薬部外品(薬用化粧品)」に表示するように義務づけられている成分です。
日焼け止めクリームに入っている紫外線吸収剤もそのひとつです。
「赤ちゃん用」だとか「無添加」「低刺激」と表示があっても、表示指定成分が含まれている可能性があります。
あとは、単純に長いカタカナ表記が多かったり、いくつか並んでいる商品と比較して安すぎるものには理由があるとワンクッション置くのも手かもしれません。
※PG(プロピレングリコール)、BG(ブチレングリコール)など略称で書かれることが多い合成化学成分もあります。
内分泌かく乱物質って?
内分泌かく乱物質と聞くと、学校の授業で習ったダイオキシンなどを思い浮かべませんか?
学生時代に習ってもピンとこなかったこの言葉。
人の体はホルモンバランスによって感情だったり、成長したり、生命の維持をしてるのですが、内分泌かく乱物質は体の中のホルモンと似た構造をしてることから、「体に入ると内分泌系に変化を起こさせる可能性があり、その個体又はその子孫に健康障害を誘発する外因性物質」と定義されています。
内分泌系に変化というのはつまり、
甲状腺疾患、不妊、乳がんなどのリスクとなりうり、更にその影響は子孫にまで残ってしまうといわれています。
例えば、内分泌かく乱物質によりエストロゲンが増えれば、セルロプラスミンがふえて体のなかで銅過剰をおこします。
するとイライラや怒りっぽくなり、PMSや更年期を重くしてしまう可能性もあるのです。
この内分泌かく乱物質は、私たちの身の回りに多く存在するプラスチック製品や缶詰、ビニール袋など、、身近な日用品のなにに含まれているので一度調べてみてくださいね。
柔軟剤の成分をみてみよう
では最後に、柔軟剤の成分についてみていきましょう。
市販で購入できる安価な柔軟剤の多くに、陽イオン界面活性剤が含まれています。
陽イオン界面活性剤は、洗濯物の肌触りをよくするために使用されるのですが、洗剤で使われる陰イオン界面活性剤より何倍も肌刺激が強いと言われています。
衣類をパン!と叩いたり、動いたりするとと香りが広がるCMがありますが、この香りを包んでいるのがマイクロカプセルです。人工的な香り成分をプラスチックで包んだカプセルを、人が鼻から吸って匂いを感じています。
このマイクロカプセルに使われるイソシアネートは毒性が高く、皮膚から吸収されると、血中に入り全身を回り、喘息などの呼吸器症状を引き起こす場合もあります。粘膜や皮膚と反応し刺激することで、目や皮膚の症状も起こします。
カナダでは、2010年発がん性・呼吸器に影響を与える物質として毒物リストに載せられました。
毒性が高く、取り扱いに注意が必要という成分が、まだまだ市場に多くあります。
それぞれのデメリットの見方を知り、それでも使うなら天秤にかけ、自分の価値観に合った日用品選びをしていただきたいなと思います♩
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