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あ~かゆい!肌がかゆい時の対処法

BY: 堺 理紗

2024/02/21

なぜ肌はかゆみを起こしているの?

肌が乾燥しやすくなり、かゆみが出てくる。

かゆみに我慢できずついつい搔きむしってしまう。

 

そんな症状で困った経験はありますか?

なぜかゆみが起こるのか、肌の構造と悪化させる習慣などさまざまな原因が考えられます。

かゆみを引き起こす原因と対処法について解説していきます。

 

 

 

かゆみが起こるメカニズム

 

かゆみというのは何らかの刺激を受けることでヒスタミンという物質が分泌されます。

そして知覚神経という痛みやかゆみを感知する神経が反応することでかゆみを感じるようになります。

 

その、「何らかの刺激」とは、

肌の乾燥や衣服のこすれ、食事や花粉、寒暖差等のアレルギーから引き起こすこともあります。

 

たとえば

お風呂に入っていたらかゆくなってきた、

布団に入るとかゆみが強くなる、そんな経験はありませんか?

 

なんと温熱が刺激になり皮膚温上昇とともにかゆみを引き起こすこともあるのです。

それでは詳しく深堀りしていきます。

 

 

考えられる原因とは

 

原因その1  肌の乾燥

本来健康的な肌は、適度な水分と皮脂がミルフィーユのように重なってできています。

これは肌に異物が侵入しないように防衛しています。

通称「バリア機能」と言われています。

 

ではバリア機能がうまく機能していない場合は、どうなってしまうのでしょうか?

守ってくれるはずのミルフィーユ構造が隙間だらけになると

外部からの刺激や異物が侵入しやすくなり

通常起こらないかゆみを引き起こします。

 

自分の汗でかゆみを引き起こすこともあります。

何気なくポリポリ掻いたことによって、一時的な気持ちよさは得られますが

後にまたかゆみがやってくるを繰り返すことになります。

 

かゆみを抑えるために薬などで一時的に症状を抑えても根本改善にはなりません。

 

かゆみを起こしにくくするためにはバリア機能を高めることが大切です。

そのためには日々の保湿ケアがとても重要になります。

 

肌の乾燥によりかゆみが出る場合は薬を塗ることよりも保湿をすれば解決する場合がほとんどです。

毎日お風呂上りに保湿する習慣をつけるとよいでしょう。

 

塗るのが面倒だと感じるのであれば

敏感肌でも使用できるホホバオイルなどを数滴、お風呂に入れたり

洗面器に数滴入れてお風呂上りに浴びることで保湿ケアができます。

 

お好みでアロマオイルを使用するのもいいでしょう。

ただし精油は肌への負担になる場合があるため、バスオイルを選ぶと安心です。

 

年齢とともに肌は乾燥しやすくなり乾燥による皮膚病になることもあるので乾燥対策は早めにしておきましょう。

 

 

原因その2  衣服の刺激によるかゆみ

 

肌に直接触れる衣服。

「この服を着るとチクチクするな」という時は、素材を確認してみましょう。

天然素材の綿、麻、絹などは比較的かゆみが出にくいのですが、

ポリエステル、アクリルなど化繊はかゆみを引き起こしやすい傾向にあります。

 

冬場は温かい起毛の下着を着て夏は汗を素早く逃がして蒸れにくくするものを選ぶと肌にも優しく快適に過ごせますが、素材によっては肌刺激になることも多いのが現状です。

着ている方は素材を確認してみましょう。

安価で機能的である反面、化学繊維が肌への刺激につながることがあります。

 

近年では機能性下着でも綿100%なども出ているので、

肌にかゆみが出やすい方は素材選びをすることをおすすめします。

 

実際肌荒れで悩んでいらっしゃる方も下着を変えて保湿することで肌が改善したケースはとても多いです。

直接肌に身に着けるものは24時間触れています。

長時間着用するからこそ刺激になりにくいものを選びましょう。

 

原因その3  アレルギーの可能性

 

意外に思われますが、毎日続けて食べているものが原因の場合もあります。

 

ここでは私の実体験を例にお話しします。

私はたんぱく質を意識して卵とキャベツを乗せたトーストとバナナを毎朝食べていました。

ある日、まぶたがかゆくて虫刺されのうように腫れては落ち着くということを繰り返し、

またある日はひじの関節に猛烈なかゆみとブツブツ蕁麻疹が出てきました。

「体調が悪いのかな?アトピーが出てきたのかな?」と思い皮膚科へ行きました。

 

ステロイドを処方され一時的に引いたと思ったら、またぶり返しました。

なかなか良くならなかったため、アレルギー科に行きました。

 

すると・・・血液検査と問診で原因が見えてきたのです。

「もしかすると小麦と卵かもね!3日置きにするとか1週間置きでいいから、できるだけやめてみて!」

と言われたので 食事を見直してみました。

 

とはいってもパンが大好きだったので卵だけやめてみました。

するとみるみる良きなっていき、蕁麻疹を引き起こす頻度がずいぶんと減ったのです!

しかし私は卵アレルギーは持っていません。それでも引き起こすことがあるのです。

 

おそらく「遅延型アレルギーだろう」ということでした。

毎日ルーティンのように食べているものがもしかすると自分を攻撃している可能性があります。

全ての食事を一気に改善することはとても難しくストレスにもなります。

私のように1つの可能性だけを食べないようにして改善したのであればとってもラッキーです。

麺類もパスタも卵もバナナもやめる・・・なんて考えず、続けられることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

一度記録を取って振り返ってみましょう。

食べ物や花粉によるアレルギーや、皮膚病や感染症、内臓機能の低下による場合もあります。

これらの症状については一時的にかゆみを抑えても、問題を起こしている部分に根本的なケアをしなければ改善することは難しいでしょう。

原因がわからない場合は専門機関で一度相談することをお勧めします。

 

 

何が原因かを振り返ってみる

 

自分の食生活は自分にしかわかりません。

また自分でも3日前の食事内容を思い出すことも難しくなります。

どのような食生活を続けてどのような結果が出たのか、まずは記録しておくことから始めてみましょう。

 

調子が悪くなる時は外食が多かったな、

忙しさにかまけて早食いをしていたな、など

何かヒントになることが見つかる可能性があります。

 

結果から見える「今するべき食生活」を見直す

調子がいい時、悪い時の分析ができれば、取り組むべきことが見えてくるはずです。

例) 乾燥、かゆみが強く表れてきた/ブツブツが口元に出てきた

考えられる原因と対策

(外的要因)花粉や黄砂、爪が伸びていた、保湿していなかった

(内的要因)糖質が多めの食事だった。間食に甘いものを食べがちだった

(対策)爪を切る、毎日こまめに保湿する、

甘いもの、糖質全般を減らしたんぱく質と野菜を意識した食事にする

 

このように反省を次の目標に生かすことができれば

あなたのなりたいキレイな肌やなんとなく不調の解消への道が開けてきます。

 

まずは食事・生活習慣・体調を記録することから始めてみましょう!

 

 

肌のかゆみが起きた場合の対処法

かゆみを起こしにくくする基礎的な生活習慣を身につけましょう

 

・肌を清潔に保ち保湿を毎日すること

 

・「まごわやさしい」を意識したバランスのいい食事とる

 調子が悪くなった時の1週間の食事を振り返り原因として考えられることをやめてみる

 

・1日7~8時間の睡眠をとり体内時計を整える

 

とても基礎的なことだなと感じられると思いますが、

人間にとっての一番の特効薬は「自然治癒力」です。

 

自然治癒力、自己免疫力を高めるためにはとても大切なことです。

 

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