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【腎精を消耗するもの①】食品添加物

BY: 島村 友紀

2024/05/31

食の安全を考えはじめようと、まず行動するのが食品添加物を避けることを考える方が多いのではないでしょうか?

 

「添加物」という言葉は悪いイメージがあると思いますが、実際のところ何処まで気をつけていいかわからないと悩まれる方が多いと思います。

 

 

添加物とは?

 

食品添加物はそもそも何のために食品に添加されるのでしょうか?

 

食品衛生法第4条における食品添加物は、

「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」

と定義されています。

 

つまり、食品添加物は

・食べ物の保存期間を長くする

・綺麗な色や美味しそうな香りをつける

・味や食感、舌ざわりをよくする

・商品のバラツキをなくし均一にする

などの目的で使用されます。

 

添加物がなければ、食品が保存できなかったり、見た目が悪いものは余ってしまったりして、食品ロスが増えるでしょう。

添加物によって商品の均一性が保たれ、どの商品を食べても同じ味だとわかるようになることも企業には必要な役割でしょう。

 

このように食品添加物は、腎精(※1)を消耗してしまうからと言って、全て排除することは無理だということがわかりますよね。

 

(※1 腎精: 体質をきめる腎にチャージされる精。先天の精は遺伝要因、後天の精は環境要因できまるという記事を以前投稿いたしました。)

 

では、避けられない添加物と、私たちはどう付き合っていけば良いのでしょうか。

 

 

特徴を理解し、自分のなかで線引きをする

 

 

食品添加物の安全性・危険性を理解したうえで

「これならいい」「今日は食べてもいい」と

自分のなかで線引きができるようになることが必要だと思っています。

 

 

では、食品添加物の分類について解説していきます。

 

 

食品添加物には大きくわけて2種類存在します。

既存添加物

指定添加物

 

 

既存添加物は、食品や食品以外の自然なもの(花、樹木、昆虫、細菌など)から抽出された添加物です。

 

 

指定添加物は、昔は「合成添加物」とよばれていました。つまり、自然界には存在しない化学物質からできています。

 

例として挙げられるのが、お菓子やかき氷シロップに含まれる赤何号などのタール色素、輸入の果物にふりかけられる防カビ剤などがあげられます。

 

これらの合成された化学物質は、脂溶性であり、体に入ると解毒しにくい物質とされています。

 

食の時間を楽しむ際は、摂取したあと解毒するのに時間がかかることを理解した上で、食べるものを選択するとよいと思います。

 

 

化学調味料のデメリット

 

指定添加物には、合成された化学調味料が含まれます。

 

化学調味料は、グルタミン酸ナトリウムの頭文字をとってMSG(MonoSodium Glutamate)と言われておりますが、食品の裏面には「調味料(アミノ酸)」と記載があります。

 

多くの人が真っ先に、美味しい!という食べ物のほとんどに添加されているのではないでしょうか。

 

MSGは、旨み成分のグルタミン酸とは異なり、化学的に合成された調味料であり、海外では使用の制限または禁止とされている添加物で、アメリカではベビー用食品への添加が禁止されております。

 

MSGのデメリットは、解毒の観点よりも、味覚への影響があげられます。

 

親から引き継がれる体質として、「後天の精」では食卓によくでていた味や嗜好品のパターンなどもあげられます。

人工の調味料をつかうことで、素材そのものの味を楽しむことができなくなってしまうのです。

 

 

 

人工甘味料のこと

 

最後にふれておきたい添加物は、人工甘味料です。

 

アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロースなどの人工甘味料は、耳かき1杯ほどでとても甘く感じますが、体の中で血糖値があがらないため、脳が混乱してしまうと言われています。

 

脳への負担だけではなく、神経への負担も懸念されます。

 

例えば、アスパルテームは砂糖の約200倍の甘さがあり、フェニルケトン尿症(L-フェニルアラニンをチロシンに代謝する酵素が先天的に障害される疾患)のリスクがあります。フェニルケトン尿症の方は、L-フェニルアラニンの血中濃度が高くなりチロシンの血中濃度が低くなり精神発達などの障害を生じやすくなります。

 

また、アスパルテームを更に進化させたネオテームは砂糖の約10,000倍の甘さがあるといわれており、お菓子やケーキに含まれることが多い甘味料です。

 

カロリーゼロで甘さを感じる商品は、血糖値や脳への影響を考慮して選択する必要があります。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

添加物のお話はもっと奥深く、闇深いものだと思っています。

 

ですが、添加物の特徴を知っていれば、お買い物の際に食品表示をチェックすることができるので意識して学んでみると発見があるかもしれません。

 

添加物は避けられない世の中なので、どれを摂るか、摂ったらどうするのか、考えていけると、食事の時間をもっと楽しめるのではないでしょうか♩

 

 

 

 

 

 

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