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喉イガイガ、花粉症?ウイルス?…この春「喉を強くするお助けフード」

BY: 大久保 愛

2025/03/23

 

春に喉を強くする食薬習慣

 

のどの痛みが気になる、のどがイガイガする。

もしかすると花粉症の症状かもしれません。

花粉症の症状といえば、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、目のかゆみと思いがちですが、のどの痛みやイガイガなどで悩んでいる人も少なくありません。

 

のどの痛みは、花粉症以外でも起こります。

代表的なのは、風邪やインフルエンザ、そしてコロナウイルスなどの感染症です。

 

また、日頃から口呼吸をしていたり、乾燥した空調の中で長時間過ごしていたり、話し続けるような仕事などをしていると口腔内が乾燥して、異物を排除する力が低下してしまい喉に炎症を起こしやすくなります。

そこで、今週は花粉症やウイルスから身を守るために喉を強くする食薬習慣を紹介したいと思います。

 

自然の変化が体調に影響している

 

漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。

気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。

学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 

一か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

 

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。

地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。

そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。

中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

 

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。

この体調管理に食事内容を役立てることを「食薬」と呼びます。

 

 

今週は、喉を強くする食薬習慣

 

今一番強くしたい部位である喉。風邪をひくときには喉からひく、乾燥した部屋にいると喉がイガイガしやすい、長時間話すと喉が枯れやすいなど心当たりのある人は、漢方医学では粘膜が乾燥しやすい『肺陰虚(はいいんきょ)』というタイプであると考えます。

喉だけではなく全身的に潤いが不足しやすいタイプです。

 

また、『肺陰虚』のタイプは、アレルギーなどの炎症などを起こしやすく体に熱を持ちやすい特徴があるため、一度喉の風邪をひくとその炎症は治まりづらく長期化しやすくなっています。

この炎症を『湿熱』といいますが、今週は粘膜を強化する食材と『湿熱』を取り除く食材をとりいれていきましょう。

今週食べるとよい食材は、【鶏肉×ハーブ】です。

 

今週食べるとよい食材:鶏肉×ハーブ

 

淡泊な食材は、ハーブとの相性が非常によいです。

ハーブをいつもの料理に少しプラスするだけで、効能だけではなく、見た目にも香りも華やかになり、一気に料理上手な印象を与えてくれます。

 

鶏肉

鶏肉は、タンパク質が豊富で、低脂質な部位の多いお肉です。

また、他のお肉と比べてビタミンAの含有量が多くなっています。

ビタミンAは、喉や鼻、気管支の粘膜の強化にも役立ちます。

 

ハーブ

紫蘇、ローズマリー、パクチー、レモングラス、ペパーミント、シナモン、バジル、フェンネル、クローブ、マローなどには抗菌作用や抗炎症作用などがあります。

そのため、この時期には食事はもちろんのこといつも飲んでいるものにもハーブをチョイスしてみるのがおすすめです。

 

鶏肉は、下味にお塩と一緒にローズマリーなどのハーブを使って、香草焼きにしてみましょう。

メイン料理だけではなく、ハーブはサラダもおしゃれにしてくれます。

レタスなどの普通のサラダにバジルが少し混ぜるだけでおしゃれ度がグッとあがりますよね。

今週を機に毎日の食卓にハーブをとりいれてみてはいかがでしょうか。

 

 

心と体が潤う 食薬ドリンク図鑑

 

 

私、大久保愛がはじめてドリンクの本を出版しました。

このつらい時期を乗り越えるために、季節ごとに出やすい不調(花粉症、乾燥による喉の痛み、冬の感染症対策など)や天気によって出てくる不調(梅雨の時期の頭痛、夏バテなど)におすすめの食薬ドリンクの食材とレシピを解説しています。

ぜひ読んでみてください。

 

この記事を書いた人

大久保 愛(おおくぼ あい)

薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役、和漢の森開発責任者、漢方生薬研究所開発責任者、一般社団法人腸内細菌検査協会理事、日本高麗人参協会代表、株式会社東進メディカルアドバイザー、高麗人参専門ブランド「DARUN」アドバイザーなど。
秋田の自然の中で薬草や山菜を採りながら育ち、漢方や食に興味を持つ。北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめ医療と美容の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。漢方カウンセラーとして年間2000人以上の女性の悩みに応えてきた実績を持つ。著書に『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』『1週間に1つずつ 体がバテない食薬習慣』『心と体がバテない食薬手帳2025』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

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