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自律神経の乱れは早期対策で大病予防に

BY: 堺 理紗

2024/07/29

交感神経の緊張とは

 

近年、「自律神経失調症」や「パニック障害」「適応障害」という言葉を耳にする機会が増えたように思います。

人気歌手や芸能人が公表したことから特に認知されはじめましたように感じます。

 

これらは自律神経と深いつながりがあり、

一度発症すると日常生活が快適に過ごせなくなります。

 

治療に何年もかかる場合もあり、さまざまな不調をきたすことにもなります。

 

自律神経は、私たちにとって大切な司令塔の役割を担っています。

無意識に体温調整をし、

呼吸、排泄、分泌、消化などを円滑にからだを巡らせてくれています。

 

自律神経が乱れると、からだにどのようなことが起こるのか、原因と対策を解説いたします。

自律神経失調症の主な症状

まずはこころの不調が出ていないかチェックシートで見てみましょう

 

☑不安になりやすい

☑集中力がなくなる

☑イライラ、怒りっぽい

☑やる気が起きない

☑記憶力の低下

☑注意力の低下

 

 

次に、からだの症状をチェックしてみましょう

 

☑疲れやすい、疲れが取れない

☑食欲がない

☑眠れない、眠りが浅い

☑めまい、たちくらみがする

☑頭痛、目が痛い

☑息切れ、動悸

 

いかがでしたか?

心とからだの症状で3つ以上当てはまると、自律神経が乱れている可能性があります。

 

また、それらの症状が続く場合や、大半が当てはまるようでしたら、専門機関で診察することをおすすめします。

 

 

では、これらの症状が出るきっかけや原因について掘り下げます。

 

 

交感神経が優位になると起こる症状

 

交感神経=アクセルを踏んでいる興奮状態

アクセルをずっと踏みっぱなしではからだが疲れてしまいます。

 

からだが疲れるということは、ストレスを感じ、修復再生するエネルギーが減少します。

すると、活性酸素が増加し、ガンや肝炎、腎炎などの炎症、甲状腺機能障害など

あらゆる疾患の原因につながります。

 

また、高血圧や動機息切れ、歯周病などの血行障害や、排泄や分泌機能が低下し、からだのめぐりが悪化します。

 

肌に出るトラブルとして、全身のかゆみやほてりや赤み、ニキビもカラダからのSOSかもしれません。

 

肌のトラブルだけにとらわれず、こころやからだの不調がないかも意識してみるといいでしょう。

なんだか不調、という場合は交感神経の緊張により起きている可能性があります。

 

 

バランスを保てるようになり体質改善が必要になります。

体質改善はおもに食事や生活習慣の見直しで症状が緩和し、未病予防につながります。

 

 

 

交感神経の緊張をほぐすポイント

 

交感神経の緊張が強い場合は、交感神経のスイッチをオフにして、副交感神経のスイッチをオンにする

いくつか例をあげるので、ぜひ試してみてください。

 

①朝食に豆腐や納豆などの大豆製品や卵、ヨーグルトやチーズなどの乳製品などを食べる

②リラックスできる香りをかぐ

③起床時間、就寝時間、食事の時間など、体内時計を意識する

 

朝食を食べないという方もいると思いますが、

朝食にトリプトファンが豊富な食事を摂ることで、副交感神経のスイッチを押してくれるセロトニンが増えます。

 

良質な睡眠がとれるようになったり、リラックスモードに入りやすくなります。

たまごかけごはんに豆腐の味噌汁などを取ることから始めてみてはいかがでしょうか。

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